結婚式二次会メンズブランドスーツのおしゃれな選び方を知りたい!着こなしマナー術も紹介

友人や大切な人の門出を祝う結婚式二次会。
フォーマルな場でありながら、堅苦しすぎない華やかさとおしゃれさを両立させたいと願う男性は少なくありません。
そんな特別な装いとして、上質なブランドスーツは、洗練された印象と自信を与えてくれる頼もしい味方となるでしょう。
しかし、数々の選択肢の中から、二次会の雰囲気に最適で、かつ自分らしい個性を引き出す一着をどう選べば良いのか、さらに、そのスーツを最大限に活かす着こなし術まで、気になるポイントは多岐にわたるはずです。

結婚式二次会にふさわしいメンズブランドスーツ

デザイン・素材で選ぶブランドスーツ

結婚式の二次会で着用するブランドスーツを選ぶにあたり、デザインと素材の選定は非常に重要となります。
一般的に、シングルブレストの2つボタン、ノッチドラペル(下襟の切り込みがV字型)が最もベーシックで、フォーマルな場に適しています。
色は、ネイビー、チャコールグレー、ブラックが基本ですが、二次会ではお祝いの場にふさわしい、やや明るめのグレーや、控えめなシャドーストライプ、ピンストライプなども選択肢に入ります。
避けるべきは、ダブルブレストやピークドラペル(下襟の先端が尖ったデザイン)、極端に派手な柄や光沢すぎる素材であり、これらはビジネスシーンやパーティーシーンに特化しすぎている場合があります。
素材に関しては、スーツの表情を大きく左右するため、上質なウール素材を選ぶのが基本です。
ウール特有のしなやかさや美しいドレープ感は、洗練された印象を与え、フォーマルな場にふさわしい品格を演出します。
春夏シーズンであれば、通気性や軽さを考慮してウールにシルクやリネンを混紡した素材も選択肢となり得ますが、その場合でも上品な光沢感や滑らかな質感を保っているものを選ぶことが肝要です。

ブランドごとの特徴と価格帯

ブランドスーツと一言で言っても、その特徴は多岐にわたり、価格帯も幅広いため、自身のニーズに合ったブランドを見極めることが大切です。
例えば、イタリア系のブランドは、柔らかく構築的なシルエット、豊かな色彩感覚に定評があり、ナポリ仕立てなどはリラックスした着心地ながらエレガントな雰囲気を醸し出します。
一方、イギリス系のブランドは、伝統的でしっかりとした仕立て、構築的なショルダーラインが特徴で、よりクラシックで重厚感のあるスタイルを提案します。
国内ブランドでも、日本の体型に合わせた現代的なシルエットや、高品質ながら比較的手に取りやすい価格帯のブランドが数多く存在します。
価格帯としては、新品であれば数万円台から数十万円台まで幅広く、ブランドの格や素材、デザインによって大きく変動します。
二次会という特別な機会であることを考慮し、普段使いよりも少しだけグレードの高い、上質な素材や洗練されたデザインを持つブランドを選ぶのがおすすめです。

オーダーと既製服どちらを選ぶべきか

ブランドスーツを検討する際、既製服(レディメイド)とオーダー(パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダー)のどちらを選ぶかは、予算、時間、そして求めるフィット感によって判断が分かれます。
大手ブランドの既製服は、デザインの選択肢が豊富で、比較的短時間で入手できるメリットがあります。
また、セール時期などを利用すれば、コストを抑えてブランド品を手に入れることも可能です。
しかし、既製服では自身の体型に完璧にフィットさせるのが難しい場合があり、袖丈や着丈の調整が必要となることもあります。
一方、オーダーメイドは、採寸に基づき、生地やデザイン、ディテールを細かく指定して仕立てられるため、自身の体型に完璧にフィットした、理想の一着を手にすることができます。
特に、パターンオーダーやイージーオーダーであれば、既製服よりはやや高価になるものの、フルオーダーほど予算をかけずに、高い満足感を得られるでしょう。
二次会という晴れ舞台で、最高の着心地と見た目を追求したいのであれば、多少時間と手間がかかったとしても、オーダーメイドを選択する価値は十分にあります。

ブランドスーツをおしゃれに着こなす秘訣

シャツ・ネクタイで華やかさをプラス

ブランドスーツを単体で着るだけでなく、シャツやネクタイといったインナーアイテムとの組み合わせによって、二次会らしい華やかさと洗練された印象を大きく左右します。
シャツは、清潔感のある白無地のブロード生地や、控えめなピンストライプ、あるいは淡いブルーやピンクといった上品な色合いを選ぶのが基本です。
襟の形も重要で、ワイドカラーやセミワイドカラーはネクタイの結び目を美しく見せ、顔周りを華やかに演出します。
ネクタイは、二次会においては、お祝いの気持ちを表す華やかな色柄を選ぶのがおすすめです。
シルク素材の光沢感は高級感を演出し、小紋柄、ドット柄、ペイズリー柄など、上品で程よく主張のあるデザインが適しています。
スーツの色柄との調和を考えつつ、ネクタイで個性をプラスすることで、コーディネート全体に奥行きが生まれます。
例えば、ネイビーのスーツに、ボルドーやブルー系の華やかな小紋柄ネクタイを合わせると、落ち着きと華やかさのバランスが取れた着こなしになります。

小物使いで差がつくコーディネート

スーツスタイルを完成させる上で、ポケットチーフ、カフリンクス、ベルト、靴といった小物の選び方は、その人のセンスを如実に表す重要な要素です。
特にポケットチーフは、スーツスタイルに彩りと奥行きを与えるのに最適で、シルクやリネン素材の、スーツやネクタイとは異なる色柄を選ぶことで、アクセントになります。
白のリネンチーフはフォーマルな場面の基本ですが、二次会では、華やかな色や柄のチーフを「パフド」や「トライアングル」といった少し崩した挿し方で加えると、おしゃれな印象を与えられます。
カフリンクスも、デザイン性の高いものや、ネクタイの色とリンクさせることで、さりげないこだわりを演出できます。
ベルトは、スーツの色に合わせてブラックかブラウンを選び、靴のデザインと合わせるのが基本です。
靴は、艶のあるストレートチップやプレーントゥの革靴がフォーマルな装いに最適であり、手入れの行き届いた美しい状態を保つことが、全体の印象を格段に引き上げます。
これらの小物を巧みに使いこなすことで、ブランドスーツが持つポテンシャルを最大限に引き出し、周囲と差をつけるコーディネートが可能になります。

二次会でのスーツ着こなしマナー

結婚式の二次会というお祝いの席で、ブランドスーツをスマートに着こなすためには、いくつかの基本的なマナーを押さえておくことが大切です。
まず、スーツのボタンは、着席時に下ボタンを外し、立っている時は上から2番目のボタン(シングルブレストの場合)を留めるのが基本です。
これにより、スーツの美しいシルエットが保たれ、スマートな印象を与えます。
また、シャツの袖口からスーツの袖が1~1.5cm程度覗くように、袖丈を調整することも重要です。
ネクタイは、緩みすぎず、きつすぎず、適度な締め具合を保ちましょう。
二次会では、場所によってはジャケットを脱ぐ場面もありますが、会場の雰囲気や進行状況を見て判断することが大切です。
過度にカジュアルになりすぎる着こなし、例えばTシャツの上にジャケットを羽織ったり、スニーカーを合わせたりすることは、フォーマルな場にはふさわしくありません。
あくまでも、お祝いの席にふさわしい品格と華やかさを意識した装いを心がけましょう。

まとめ

結婚式の二次会にふさわしいブランドスーツを選ぶ際は、フォーマルさと華やかさのバランスを考慮したデザインと上質な素材が鍵となります。
ブランドごとの特色を理解し、自身の予算や好みに合わせて既製服かオーダーかを決定しましょう。
さらに、シャツやネクタイの色柄、ポケットチーフなどの小物を効果的に取り入れることで、スーツスタイルは格段におしゃれになります。
基本的なスーツのマナーを守りつつ、小物で個性を光らせれば、自信を持って祝福の場に臨むことができるはずです。
ぜひ、あなたらしい装いで素敵な二次会をお楽しみください。