結婚式の三次会は、披露宴とはまた違ったリラックスした雰囲気がありますが、それでも着用する服装には一定の配慮が求められます。
特に男性の場合、会場の格式や披露宴からの流れを汲みつつ、どのような装いが適切か悩む方も少なくありません。
スマートに、そして周囲に不快感を与えない着こなしを心がけるためのポイントを押さえておくことが、自信を持ってパーティーを楽しむための第一歩となるでしょう。
結婚式三次会男性服装フォーマル度レベルの決め方
会場や披露宴との関連性で判断する
結婚式の三次会における男性の服装のフォーマル度レベルを決定する上で、まず考慮すべきは会場の雰囲気と、披露宴や二次会からの参加者がどれくらいの割合でいるかという点です。
例えば、披露宴と同じ系列のホテルや、格式高いレストランを会場とする三次会であれば、披露宴のフォーマルな雰囲気をある程度引き継いだ、セミフォーマル寄りの装いが適切と考えられます。
一方で、カジュアルなバーや、個室のある居酒屋などを会場とする場合は、よりリラックスした服装でも許容される傾向にあります。
招待状や幹事からの案内にドレスコードの記載があれば、それに従うことが最も重要です。
一般的な三次会はスマートカジュアルが基本
特別なドレスコードの指定がない場合、多くの結婚式三次会で求められる服装の基準は「スマートカジュアル（きれいめカジュアル）」とされています。
これは、普段着よりもきちんと感があり、かつフォーマルすぎない、洗練されたカジュアルスタイルを指します。
具体的には、ジャケットを羽織り、襟付きのシャツにスラックスやチノパンを合わせるスタイルが、この場においての基本となります。
全身をダークトーンでまとめると、より落ち着いた大人の雰囲気を演出し、好印象を与えることができるでしょう。
迷ったら準礼装を選ぶのが無難
三次会の服装選びにおいて、会場の雰囲気や参加者の格を判断するのが難しいと感じる場合は、迷わず「準礼装（セミフォーマル）」を選ぶのが最も無難で、失敗のリスクを最小限に抑えられる選択肢となります。
男性における準礼装の典型的なスタイルは、ネイビー、チャコールグレー、ブラックといったダークカラーのスーツに、白や淡いブルーの無地のシャツ、そして派手すぎない上品なネクタイを合わせるコーディネートです。
この装いであれば、多くの三次会の会場や雰囲気に馴染みやすく、失礼にあたる可能性も低くなります。
足元は、しっかりと磨かれた黒の革靴（ストレートチップやプレーントゥなど）を選ぶのが基本です。
結婚式三次会男性の服装選びで失敗しないポイントは
基本はダークスーツで品格を保つ
結婚式の三次会というお祝いの席において、男性が服装選びで最も重視すべきは、場にふさわしい品格を保つことです。
そのため、服装の基本として、ダークカラー（ネイビー、チャコールグレー、ブラック）のスーツを選ぶことが強く推奨されます。
派手な色柄や、あまりにもカジュアルな素材感のものは避け、落ち着いた色合いで全身をコーディネートすることで、洗練された大人の印象を与えることができます。
また、スーツのサイズが体に合っていることは、清潔感とスマートさを演出する上で非常に重要であり、着こなしの土台となります。
シャツやネクタイで個性を出す
ダークスーツという基本スタイルを軸にしつつ、個性を表現し、パーティーの華やかさを演出するのに効果的なのが、シャツやネクタイの選び方です。
シャツは、白無地や淡いブルーの無地、あるいは細やかなストライプ柄といった、清潔感があり上品なものが定番となります。
ネクタイに関しては、パーティーの雰囲気を意識し、多少華やかさのあるものを選んでも良いでしょう。
ただし、過度に奇抜なデザインや、派手すぎる色使いは避けるべきです。
シルク素材で、ボルドー、ネイビー、シルバーといった落ち着いた色合いに、小紋柄、ドット柄、あるいは上品なレジメンタルストライプなどを合わせるのが、スマートな選択と言えます。
さらに、胸元にポケットチーフを挿すことで、装いに一層のドレッシーな雰囲気を加えることができます。
避けるべきNG服装を知る
結婚式の三次会であっても、着用が不適切とされる服装、いわゆる「NG服装」は存在します。
まず、ジーンズやチノパンのようなカジュアルすぎるボトムス、Tシャツやポロシャツといったラフなトップスは、フォーマルな場にはそぐわないため避けるべきです。
足元に関しても、スニーカー、ブーツ、サンダルなどのカジュアルな靴は不適切と判断されます。
また、あまりにも派手な柄や色使い、過度な装飾（大きなブランドロゴ、派手なアクセサリーなど）も、場にふさわしくないため注意が必要です。
さらに、ビジネスシーンで着用するような、リクルートスーツに黒のネクタイを合わせたスタイルも、お祝いの席には不向きなので避けるのが賢明です。
まとめ
結婚式の三次会における男性の服装は、会場の雰囲気や披露宴からの流れを考慮し、フォーマル度レベルを適切に判断することが肝心です。
迷った際は、ダークスーツにシャツとネクタイを合わせた準礼装やスマートカジュアルを基本とし、品格を保ちつつも、シャツやネクタイで個性を加えるのがおすすめです。
ジーンズやTシャツ、派手すぎる装いは避け、清潔感のある着こなしを心がけましょう。
これらのポイントを押さえることで、自信を持ってパーティーを満喫できるはずです。