二次会ドレスで色被りはなぜNG?失敗しない選び方と対処法を紹介

結婚式の二次会は、友人として新郎新婦をお祝いする喜びにあふれたひとときです。
そんな特別な席では、会場の雰囲気に華を添えたいと、自分自身もおしゃれをして臨みたいと願うのは自然なことでしょう。
しかし、限られた空間で他のゲストと装いが似てしまうと、せっかくのおしゃれが台無しになるだけでなく、少々気まずい思いをすることもあるかもしれません。
特にドレスの色は、その人の印象を大きく左右する要素であり、周囲との調和を意識した配慮一つで、場の雰囲気をより一層素敵なものにすることができます。
ここでは、二次会でのドレス選びにおいて、スマートに色被りを回避し、自信を持って装うためのポイントを詳細に解説していきます。

二次会ドレスの色被りがNGな理由

ゲストとして失礼な印象を与える

二次会において、ゲストがドレスの色を被らせてしまうことは、意図せずとも「主役である花嫁よりも目立とうとしている」あるいは「お祝いの場にふさわしい配慮に欠けている」といった失礼な印象を与えかねません。
フォーマルな場では、ゲストはあくまで主役である新郎新婦を引き立てる役割を担うべきであり、会場全体が調和のとれた雰囲気であるほど、個々のゲストの洗練された装いが際立ちます。
同系色のドレスが複数並んでしまうと、単調な印象を与え、それぞれのゲストが持つ個性や、場への配慮が感じにくくなる可能性があります。

お祝いの場にふさわしくない雰囲気になりうる

ゲスト同士のドレスの色が調和を欠いていると、せっかくのお祝いムードがどこかちぐはぐな印象になり、場の統一感や特別感が損なわれてしまうことがあります。
新郎新婦が会場の雰囲気やテーマカラーに込めた意図があったとしても、ゲストの装いがそれと大きくかけ離れていたり、互いの色がぶつかり合ったりすると、その雰囲気を壊してしまう可能性も否定できません。
お祝いの場にふさわしい、華やかで一体感のある空間を創り出すためには、ゲスト一人ひとりの色選びへの配慮が不可欠です。

二次会ドレスで避けるべき色

花嫁とかぶる可能性が高い白生成り系

結婚式の二次会において、ゲストが白色や生成り、オフホワイトといった明るく淡い色のドレスを着用することは、花嫁のウェディングドレスの色と最も近くなるため、避けるべき鉄則となります。
写真に写った際に、意図せず花嫁と見間違われたり、主役の輝きを薄めてしまったりする可能性があります。
これは、お祝いの場における最も基本的なマナーであり、ゲストとして配慮すべき点です。

お祝いの場に不向きな濃すぎる黒

シックで着こなしやすいブラックは、ファッションにおいて万能な色ですが、二次会という華やかなお祝いの場においては、あまりに全身黒で統一すると、喪服を連想させてしまい、場を暗く沈みがちな印象を与えることがあります。
どうしてもブラック系のドレスを着用したい場合は、明るい色合いのバッグやアクセサリー、華やかな羽織りものなどをプラスして、お祝いの席にふさわしい華やかさを添える工夫が不可欠です。

原色系は避けるのが無難

赤やショッキングピンク、鮮やかなブルーといった強すぎる原色は、会場の装飾や他のゲストの装いによっては、悪目立ちしたり、花嫁の衣装の華やかさとぶつかったりして、周囲に不快感を与えかねません。
お祝いの場をより一層引き立てるためには、周囲の雰囲気との調和を考慮し、落ち着きのある上品な色合いを選ぶことが、ゲストとしての賢明な判断と言えるでしょう。

二次会ドレスの色被りを防ぐ方法

トレンドカラーや定番色以外の選択肢を探る

多くの人が集まる二次会では、ベージュ、ネイビー、パステルカラーといった定番色や、そのシーズンのトレンドカラーは、どうしても被る確率が高まってしまいます。
他のゲストとの色被りを確実に避けたいのであれば、流行に左右されず、あなた自身の魅力を引き立てるような、少しユニークで個性の光る色合いを探してみることがおすすめです。
会場の雰囲気や季節感を考慮しつつ、自分だけの色を見つける楽しみを味わってみましょう。

くすみカラーやニュアンスカラーを選ぶ

スモーキーピンク、ミントグリーン、モカブラウン、テラコッタといった、少しくすみがかった色合いやくすみを帯びたニュアンスカラーは、上品で落ち着いた印象を与えつつ、洗練された個性をさりげなく主張できるため、二次会のドレス選びに最適です。
これらの色は、他の色とも馴染みやすく、派手すぎず地味すぎない絶妙なバランスで、周囲の注目を集めることなく、あなたの魅力を引き立ててくれます。

小物やアクセサリーで個性を出す

もし、どうしてもお気に入りの定番色やトレンドカラーのドレスを選ぶ場合でも、バッグ、靴、アクセサリー、ヘアアクセサリーなどの小物を工夫することで、他のゲストとの差別化を図ることが可能です。
例えば、ドレスがシンプルな色合いであっても、鮮やかな色のクラッチバッグを選んだり、デザイン性の高いイヤリングやネックレスをプラスしたりするだけで、あなたらしいオリジナリティあふれるコーディネートが完成します。

二次会ドレスの色が被ってしまったときの対処法

羽織りものやショールで印象を変える

もし、偶然にも他のゲストと全く同じドレスや、非常に似たような色合いになってしまった場合は、カーディガン、ボレロ、ショール、ストールといった羽織りものを活用することで、全体の印象を大きく変えることができます。
素材感や、ドレスとは異なる色味の羽織りものをプラスすることで、あなたらしい個性を加えることができ、被ってしまったドレスも新鮮な着こなしに見せることが可能です。

ヘアスタイルやアクセサリーで差をつける

ドレスの色が被ってしまっても、ヘアスタイルをいつもと違うアレンジにしてみたり、ビジューが輝くネックレスやイヤリング、個性的なヘアアクセサリーなどを身につけたりすることで、他のゲストとの差別化を図ることができます。
顔周りの印象を華やかに変えることは、全体のコーディネートに大きな影響を与え、あなただけの魅力を際立たせる効果があります。

バッグや靴の色で個性を演出する

ドレスの色が似てしまっても、足元や手元で差をつけるのは比較的容易な方法です。
例えば、ドレスが落ち着いた色味であれば、鮮やかな色のクラッチバッグを選んだり、デザイン性の高いパンプスを履いたりすることで、あなたのセンスをアピールできます。
小物の色やデザインで、全体のコーディネートにアクセントを加え、あなたらしい個性を演出しましょう。

二次会ドレスの色選び花嫁との兼ね合い

花嫁のドレスの色を事前に確認する

二次会でのドレス選びにおいて、最も大切な配慮の一つは、花嫁の衣装との兼ね合いです。
可能であれば、親しい友人に新婦のドレスの色や、二次会で着用予定の色についてさりげなく尋ねておくと、より安心して色選びができます。
特に、新婦が白以外に、淡いピンクやブルーなどをメインカラーに考えている場合、ゲストがそれに近い色を選ぶのは避けた方が良いでしょう。

花嫁が選びにくい色は避けるのが賢明

一般的に、花嫁がウェディングドレスで着用することを考慮して避けるであろう色は、ゲストも同様に避けるのがマナーです。
白色や生成り系はもちろんのこと、新婦が特別な意味合いで選んだ色や、会場のテーマカラーとして使用されている色があれば、それらとの直接的な重複は避けるように心がけましょう。
ゲストは、花嫁の輝きを最大限に引き立てる、控えめでありながらも品のある装いを心がけることが大切です。

まとめ

二次会のドレス選びは、お祝いの場にふさわしい装いを意識し、ゲストとして失礼のない、かつ個性を発揮できる色選びが重要です。
色被りは、場の雰囲気を損ねたり、意図せず失礼な印象を与えたりする可能性があるため、避けるべきとされています。
特に、花嫁とかぶる白や生成り系、場を暗くする濃すぎる黒、そして派手すぎる原色は、ゲストとしては控えるのが賢明でしょう。
色被りを防ぐためには、トレンドや定番色から少し外れたくすみカラーやニュアンスカラーを選んだり、小物で自分らしさをプラスしたりすることが効果的です。
万が一、ドレスの色が被ってしまった場合でも、羽織りものやヘアスタイル、アクセサリー、バッグや靴などの小物を工夫することで、印象を変え、個性を演出することが可能です。
花嫁との兼ね合いも考慮し、スマートな色選びでお祝いの席をさらに華やかに彩りましょう。