結婚式二次会でメンズスニーカーを履くのは大丈夫?押さえるべき靴のマナーと選び方

結婚式の二次会という、お祝いの場にふさわしい装いを心がけたいけれど、足元のおしゃれで悩む方もいるのではないでしょうか。
普段使い慣れているスニーカーを二次会で履くことは、マナー違反にならないか、許される範囲はどこまでなのか、慎重に検討したいところです。
会の雰囲気や、集まるゲストとの関係性によって、スニーカー選びの判断基準は大きく変わってきます。
今回は、結婚式の二次会でメンズスニーカーを着用する際の許容範囲と、もし選ぶ場合に押さえておくべき靴選びのポイントについて詳しく解説します。

結婚式二次会でメンズスニーカーが許されるケース

カジュアルな二次会ならスニーカーも選択肢に入る

二次会が披露宴のようなフォーマルな形式ではなく、立食形式でのパーティーや、ゲームなどのエンターテイメント要素が中心となるような、比較的リラックスした雰囲気で行われる場合は、スニーカーも選択肢に入ってきます。
特に、ドレスコードが「スマートカジュアル」や「平服でお越しください」といった、明確な規定がない、あるいは緩やかな場合、足元にスニーカーを取り入れることで、親しみやすく、かつ自分らしいスタイルを表現することが可能になります。
カフェやレストランを貸し切った気取らない集まりなどがこれに該当し、会場の雰囲気と服装のカジュアルさが調和していれば、スニーカー着用も自然に受け入れられやすいでしょう。

友人中心の気心の知れた関係なら許容されやすい

招待客が新郎新婦の親しい友人や同僚など、気心の知れた間柄のゲストが中心となる二次会であれば、スニーカーの着用は比較的許容されやすい傾向にあります。
新郎新婦自身が、堅苦しい雰囲気よりも、皆で和やかに楽しむことを重視している場合、ゲストの服装に対しても寛容であることが多いからです。
日頃からカジュアルな付き合いがある友人たちとの集まりであれば、多少の服装の崩れは問題視されにくいでしょう。
ただし、新郎新婦の意向を尊重することが最も重要であり、もし上司や恩師、親族など、フォーマルな場に慣れた方が複数参加している場合は、配慮が必要です。

フォーマル度が高い会場や招待客の場合は避けるべき

ホテルや高級レストラン、格式高い披露宴会場など、会場自体が持つフォーマルな雰囲気や、招待客の顔ぶれを考慮すると、スニーカーの着用は避けるべき場面が多いと言えます。
特に、新郎新婦の上司や恩師、年配の親族など、目上の方やフォーマルな場に慣れたゲストが多く参加している場合、スニーカーは場違いな印象を与えかねません。
新郎新婦がフォーマルな装いを期待している可能性も十分に考えられるため、このような状況下では、革靴などのフォーマルな靴を選ぶのが最も無難であり、周囲への敬意を示すことにも繋がります。

二次会で履くメンズスニーカーの靴選びのポイント

デザインはきれいめなレザースニーカーを選ぶ

結婚式二次会でスニーカーを選ぶ際には、カジュアルすぎる素材やデザインは避け、できるだけきれいめで上品な印象のものを選ぶことが重要です。
具体的には、本革または上質な合成皮革を使用したレザースニーカーがおすすめです。
キャンバス地やナイロン素材のスニーカーは、カジュアルな印象が強すぎるため、フォーマルな場には不向きな場合が多いです。
また、シルエットは細身でスマートなものを選び、ゴツゴツとしたボリュームのあるデザインや、過度なロゴ、派手なステッチ、装飾が多いものは避けるようにしましょう。
ミニマルで洗練されたデザインのスニーカーであれば、スーツやジャケットスタイルとも合わせやすくなります。

色は白黒ネイビーなどベーシックカラーが基本

二次会で着用するメンズスニーカーの色選びにおいては、どのような服装とも合わせやすく、着こなしを上品に見せてくれるベーシックカラーを選ぶことが基本となります。
具体的には、白、黒、ネイビー、グレーといった落ち着いた色合いが推奨されます。
これらの色は、フォーマルな場に馴染みやすく、悪目立ちすることなく、コーディネート全体を引き締めてくれます。
一方で、赤や黄色といった鮮やかな色や、派手な柄物は、二次会の雰囲気にそぐわない場合が多いため避けるべきです。
スーツの色に合わせてダークカラーを選ぶなど、全体のバランスを考慮した色選びが大切です。

汚れや傷がない綺麗な状態のスニーカーを用意する

結婚式二次会というお祝いの場にふさわしい足元を演出するためには、どんなにデザインや色が良くても、スニーカーの状態が清潔であることが絶対条件となります。
着用する前に、必ずスニーカー全体を丁寧にチェックし、汚れや傷がないかを確認しましょう。
靴底の泥汚れ、アッパーについた擦り傷、ソールの減り、靴紐のくすみなども、品位を損なう原因となります。
もし気になる箇所があれば、着用前にクリーニングや磨き上げを行い、新品同様、もしくはそれに近い綺麗な状態に整えておくことが不可欠です。
清潔感のある足元は、相手に好印象を与える上で非常に重要な要素となります。

まとめ

結婚式の二次会でメンズスニーカーを履くことは、会のカジュアルな雰囲気や、参加者との親しい関係性によっては選択肢となり得ます。
しかし、会場のフォーマル度や招待客の顔ぶれによっては、避けるべき場合もあります。
もしスニーカーを選ぶのであれば、フォーマルな場にふさわしい、きれいめなデザインのレザースニーカーを選び、色は白、黒、ネイビーなどのベーシックカラーに絞ることが重要です。
さらに、汚れや傷のない、常に清潔な状態を保つことが絶対条件となります。
これらのポイントを押さえ、新郎新婦やゲストへの配慮を忘れずに、二次会にふさわしい足元のおしゃれを楽しんでください。