結婚式という一生に一度の晴れ舞台を終え、ゲストの皆様とともにリラックスした時間を過ごす二次会は、花嫁にとってさらに自分らしさを解放できる特別な機会です。
フォーマルなウェディングドレスとは一味違う、親しみやすく、それでいて華やかさを失わない装いを求めている方も多いのではないでしょうか。
会場の雰囲気やゲストとの距離感を考慮し、心地よさと自分らしい個性を両立させる「私服風」のコーディネートは、二次会ならではの選択肢として、近年ますます注目されています。
今回は、そんな二次会で花嫁が「私服っぽい」装いを素敵に着こなすための具体的なヒントをご紹介します。
花嫁二次会で私服は浮かない
二次会という場は、披露宴とは異なり、よりアットホームでカジュアルな雰囲気が求められることが多く、会場もレストランやカフェ、ガーデンなどが選ばれる傾向にあるため、かしこまりすぎない「私服風」のコーディネートはむしろ会場の雰囲気に自然と溶け込み、ゲストに親しみやすさを与える効果があります。
ゲストとの距離がぐっと近くなる二次会だからこそ、堅苦しさを感じさせない、リラックスした装いは、会場全体の一体感を高める一助となるでしょう。
二次会なら私服風コーデはむしろ歓迎される
結婚式の披露宴を終え、リラックスした雰囲気でゲストをもてなしたい二次会では、フォーマルなウェディングドレスとは一線を画した、親しみやすい装いが歓迎される場面が多くあります。
特に、レストランやガーデンといったカジュアルな会場を選んだ場合、あまりにも格式高いドレスはかえって場違いに感じさせてしまう可能性も。
ゲストもリラックスして楽しめるような、どこか日常を感じさせる「私服っぽい」装いは、新婦の親しみやすさを引き出し、和やかなムードを一層深めることに繋がるのです。
ウェディングドレスとの違いを理解する
本番の挙式で着用するウェディングドレスは、神聖さや特別感を最大限に演出するためのデザインが施されていますが、二次会では、その役割が少し異なります。
ゲストとの距離が近く、立食形式やゲーム、写真撮影など、アクティブに動き回る機会も多い二次会では、動きやすさが重視されるため、動きを制限するようなタイトなシルエットや、長すぎるトレーンは敬遠される傾向があります。
花嫁としての特別感を保ちつつも、ゲストが「まるで友人たちと楽しんでいるみたい」と感じるような、心地よさと親しみやすさを兼ね備えた装いが、二次会にはふさわしいと言えるでしょう。

二次会で花嫁が着る私服風ワンピースはどう選ぶ?
二次会で「私服風」の装いを選ぶ際、最も取り入れやすいのがワンピースです。
しかし、ただの普段着を選んでしまうと、花嫁としての特別感が失われてしまうため、素材、シルエット、デザインの選び方が重要になります。
ここでは、花嫁にふさわしい、リラックス感がありながらも上品さを保てるワンピースの選び方のポイントを掘り下げていきます。
リラックス感のある素材やシルエットを選ぶ
二次会で花嫁が着用するワンピースは、素材選びから「私服風」のおしゃれさを意識することが大切です。
シルクやサテンのような光沢感のある素材も素敵ですが、リネン混、コットンレース、シフォン、ジョーゼット、または肌触りの良いニット素材などは、上品なリラックス感を演出しやすく、ゲストに親しみやすい印象を与えます。
シルエットにおいては、体のラインを拾いすぎないAライン、ふんわりと広がるフレア、ウエストを高く設定したエンパイアラインなどが、優雅さと同時に軽やかさを表現し、動きやすさも兼ね備えているためおすすめです。
動きやすさを重視したデザインを選ぶ
二次会では、ゲストと積極的に交流したり、会場内を移動したりする機会が多いため、花嫁のドレスにも一定の動きやすさが求められます。
立食形式のパーティーであれば、脚さばきの良いミモレ丈や、足首が見えるくらいのロング丈のワンピースが、歩きやすさや階段の上り下りにも対応しやすく、スマートな印象を与えます。
また、肩周りが動かしやすいラグランスリーブや、袖口が広がっていないデザイン、ウエストがゴム仕様になっているなど、身体の動きを妨げない、機能性を考慮したデザインを選ぶことで、一日中快適に過ごすことができるでしょう。
フォーマルすぎない丈感やデザインを選ぶ
二次会では、披露宴で着用するような、トレーンが長く引きずるデザインや、全身を覆うようなロング丈のドレスではなく、より軽やかな印象の丈感やデザインが適しています。
膝が隠れるくらいのミモレ丈、ふくらはぎの中間くらいまでの丈、または足首が見えるくらいのロング丈は、親しみやすく、洗練された印象を与えます。
デザイン面では、大胆なスリットや過度な装飾を避け、シンプルなVネックやUネック、オフショルダー、ウエストに控えめなリボンやベルトがあしらわれたデザインなどが、上品でありながらも、フォーマルすぎない「私服風」の雰囲気を醸し出します。

二次会花嫁の私服コーデ個性を出すにはどうすればいい?
二次会で「私服風」のワンピースを選ぶ際に、花嫁としての特別感を演出し、自分らしい個性を表現するためのスタイリングは非常に重要です。
ここでは、カラー、アクセサリー、ヘアスタイルの3つの要素に焦点を当て、あなただけの特別なコーディネートを完成させるためのヒントをご紹介します。
白以外のおしゃれなカラーワンピースを選ぶ
花嫁といえば白というイメージが強いですが、二次会では、あえて白以外のカラーワンピースを選ぶことで、ゲストに新鮮な印象を与え、自分らしい個性を表現することができます。
柔らかなパステルカラー(ベビーピンク、ミントグリーン、ラベンダー)や、落ち着いたニュアンスカラー(ベージュ、グレージュ、テラコッタ)は、上品で大人っぽい雰囲気を醸し出します。
また、ボルドー、ロイヤルブルー、エメラルドグリーンといった鮮やかな色合いは、華やかさをプラスし、会場の装飾や季節感と調和させることで、より一層洗練された装いになります。
アクセサリーで華やかさをプラスする
シンプルなデザインのワンピースに、センスの良いアクセサリーをプラスすることは、二次会花嫁の「私服風」コーディネートを格上げする上で非常に効果的です。
例えば、顔周りを明るく華やかに見せる大ぶりのネックレスや、揺れるデザインのロングイヤリング、キラキラと輝くビジューがあしらわれたヘッドアクセサリーなどは、シンプルなワンピースにドラマティックなアクセントを加えます。
また、クラッチバッグやミニバッグの色や素材感を、ワンピースやアクセサリーとコーディネートすることで、全体の統一感と特別感を演出することができるでしょう。
ヘアスタイルで自分らしさを表現する
ヘアスタイルは、その日の装い全体の印象を決定づける重要な要素であり、二次会で花嫁が自分らしさを最大限に表現できるポイントの一つです。
ナチュラルなカールを活かしたダウンスタイルや、ルーズにまとめたアップスタイル、編み込みを取り入れたハーフアップなど、ワンピースのデザインや会場の雰囲気に合わせて、自由な発想でヘアアレンジを楽しみましょう。
そこに、小枝モチーフのヘッドアクセサリーや、生花、リボンなどを添えることで、より一層個性的で、あなたらしい魅力あふれるヘアスタイルが完成します。
まとめ
結婚式の二次会は、ゲストと共にリラックスして楽しむための、花嫁が自分らしさを輝かせることができる特別な時間です。
フォーマルなウェディングドレスとは一線を画し、心地よい「私服風」のワンピースを選ぶことは、親しみやすさと華やかさを両立させる素晴らしい選択肢となり得ます。
素材やシルエット、丈感といったワンピース選びの基本から、カラー、アクセサリー、ヘアスタイルといった細部に至るまで、こだわりを持ってスタイリングすることで、あなただけの特別なコーディネートが完成するのです。
この記事でご紹介したヒントを参考に、自分らしい装いで、忘れられない素敵な二次会をお過ごしください。